タバコに含まれるヤニが歯に及ぼす影響

タバコのヤニとステイン

タバコの「ヤニ」とは?

タバコにはニコチンや一酸化炭素の他にタール(ヤニ)が含まれます。ヤニとは植物などに含まれる樹脂のことで、ねっとりとした脂っぽい感じとニオイ、色が特徴です。

ヤニはねっとりとこびりつきやすく、タバコを吸う人の喉や内臓にこびりつき、長くとどまって有害物質を出し続けます。喫煙所の壁などが黄色っぽく汚れたり、タバコをつけてしまった服の汚れが落ちにくいのは、このヤニのせいです。

このヤニは当然、タバコを吸う歯や歯茎にもダメージを与えます。タバコのヤニは強力なステインで、なかなか落とすのが難しいのが実情です。

タバコに含まれるヤニの量

タバコの成分表にはタール(ヤニ)の量が記載されています。タバコ1本に含まれるタール量は5~15mg。タバコ2カートン(20箱=400本)のタバコからタール成分を抽出する実験では、実に7200mgものヤニが抽出されました。1日1箱タバコを吸った場合、一年間でコップ1杯(150~200mg)ものヤニを吸い込んでいる計算になります。

ヤニがステインとなるその他の原因

タバコのステインは直接歯に染み付いてステインとなる以外にも、悪影響を及ぼします。タバコに含まれる有害物質は、血液の流れを妨害。細胞の活性化に必要なビタミンCを破壊し、体の機能を低下させます。

タバコを吸い続けると歯茎が黒ずむのは、ビタミンCが破壊されたせいでメラニン色素がうまく排出出来ないためです。

更にタバコは歯周病の元。歯槽骨やセメント質、歯根膜などの歯の組織を弱らせ、歯周病になりやすくしてしまいます。喫煙者の歯周病率は、タバコを吸わない人に比べて10倍以上というデータもあります。

ヤニ汚れからのステインだけでなく、歯そのものの健康を阻害するタバコ。見た目だけでなく、健康な歯を保つためにも、注意しておきたいですね。

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